九綱真寿実
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あなたの想いを探す、言の葉の旅
誰もが心に持っている大切な気持ち。
人が人と共に過ごす時の気持ち、共にいられなくなった時の気持ち。
こうして過ぎ行く時間という線路を、人は旅をしているのでしょう。
乗り合わせた人と出逢い、それぞれの終着駅にたどり着く。
それら全てが愛おしいものであることを、言の葉を通して感じていただけるよう私は筆をとります。
素晴らしい今を感じ、悠久のしあわせを感じていただけますように。
しめこのうさぎ: 月兎の郷 第一章~第三章
都会での多忙な暮らしに見切りをつけた竹栢縁八(なぎよしや)さんは、それまで勤めていた会社を辞め、生まれ故郷である命樹市の郊外に家を買い、移り住みます。
穏やかで順調な新居での暮らしは、或る時から少しずつ不吉な影を帯び始めます。平静を装っていた縁八さんですが、些細なきっかけから、かつてお姉さんに教わった相伝の験術「月祈(つくのみ)」を使って、真実を探ろうとしますが…
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しめこのうさぎ : 月兎の郷 第四章~第六章
あらすじ
都会での多忙な暮らしに見切りをつけた縁八さんは、
生まれ故郷である命樹市の郊外に家を買い、移り住みます。
穏やかで順調な新居での暮らしは、或る時から少しずつ不吉な影を帯び始めます。
平静を装っていた縁八さんですが、些細なきっかけから、
かつてお姉さんに教わった相伝の験術
「月祈(つくのみ)」により、真実を探るための神託を得ますが…
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「竹栢(なぎ)さん。貴方は、月を、空に浮かぶ、固い球体のようなものだと思っているでしょう。
じつは、違うのです。私たちは、みな、長い間そう思い込まされているだけなのです」
素川(しらかわ)さんは、さらに声を潜めて言いました。
しめこのうさぎ: 冥の旅 第七章~第九章
あらすじ
相伝の験術「月祈(つくのみ)」により神託を得た縁八(よしや)さんは、早速それを実行に移します。
或る日の早朝。隣家の小火(ぼや)騒ぎで目を覚ました縁八さんは、
隣家の主、素川(しらかわ)さんが持病の悪化により入院したことを
知ります。
罪悪感に苛まれた縁八さんは、素川さんを見舞いに病院を訪れます。
その帰り道、乗っていた電車の車両が故障。
縁八さんは途中下車を余儀なくされますが…
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しめこのうさぎ: 冥の旅 第十章~最終章
縁八さんが、旅の果てに視たものは?
めくった頁に書かれていたこと、
栞のように挟んであった紙に書かれていたこととは?
物語はついに終焉へ
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九綱真寿実
静岡県出身、神奈川県在住。
母子家庭で育つ。
地元の高校を卒業後、アルバイトを含め様々な職業を経験する。
幼少期から空想壁はあるものの、読書とは縁がなく、
子育てを機に、絵本や童話、児童文学に触れ、
物語の素晴らしさに目覚める。
子供が0歳児~10歳までの間、1年365日、年中無休で、
毎夜、読み聞かせをしたのが唯一の自慢。
好きな作家は、宮沢賢治 小川未明 那須正幹 平岩弓枝。
20代の頃。東洋医学に興味をもち、以後、体調を整えるために鍼灸やアロマ、ハーブ、ホメオパシー
といった代替医療に触れ、生活に取り入れてきました。
その後、母親となり、子どもの健やかな成長と、自身の本来の在り方を深く追求するべく、
陰陽五行思想や九星気学、タロットカードリーディング等を学びました。
私は8歳から、当時では、まだ数少ない母子家庭で育ちました。
近年、年老いた母に寄り添うなかで、長く患った病と日々遠くなっていく記憶から、
やがて待ち受ける「死」を、ひどく恐れていることに気が付きました。
処女作である「しめこのうさぎ」は、母を想い、そして、
子どもの未来、私共夫婦の行く末と向き合いながら、
4年の歳月をかけ、筆を進めた作品です。
今、愛する人々に向き合い、未来を歩もうとする全ての方に私の作品を贈ります。
海王星の待合室(九綱真寿実ファン倶楽部)
こちらでは九綱真寿実の最新情報や
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